「陸王」にでてくるミッドフット走法を徹底解説!
池井戸潤原作、老舗足袋業者が会社の存続を懸けて新規事業に挑む、企業再生ストーリー「陸王」が10月に放送がスタートします。
「陸王」とは老舗足袋業者「こはぜ屋」が開発をすすめる“裸足感覚”のランニングシューズ。
足袋製造技術を生かしたあたらしいランニングシューズ開発で大手のスポーツメーカーと競争するという熱いストーリーが展開されるようです。
その「こはぜ屋」が開発をすすめる「陸王」。
最大のウリは「裸足感覚」で走ることで人間本来の体に負担をかけない走法が身につくというもの。
この人間本来の体に負担をかけない走法が「ミッドフット走法」というものなのだそうです。
劇中に出てくる「ミッドフット走法」というものはいったいどういうものなのでしょうか。
ランニングの形は主に3種類
走りを極めていくと、単に走るだけではなく着地方法にもこだわっている選手が多いようです。
その中で、ミッドフット走法が最も足に負担がかからない方法であるとして注目され、ドラマ陸王でも取り上げられているのです。
人の走っている姿は主に3つの走法に分けられるそうです。
①かかとから着地するヒールストライク
②足の前足部から着地するフォアフット
③足の裏全体で着地するのがミッドフット
何も意識しないでランニングするとヒールストライクで走るのが一般的です。
この走法は一般的に走りやすい形なのですが、足の筋肉に負担がかかる弱点があるようです。
シューズのかかとのクッション性にたよったカカト着地で長距離を走ると、ひざ等に故障が出やすいのです。
はだしで走り、カカトから着地をすると、ひざ、腰、背中へと強い衝撃が伝わるのがわかります。
カカトはヒトの身体のなかでも非常に堅い部分です。衝撃を吸収するどころか、地面からの衝撃をダイレクトに身体に伝えてしまい長期間走るランナーの故障の原因になるのです。
そこでフォアフット走法の場合はどうかというと、つま先から着地することで筋肉へのダメージが軽減できる長距離向きの走法なのだそうです。
フォアフット走法は衝撃吸収能力が高いのが特徴で、30センチ以上の高さから飛び降りた場合、ほとんどの人が足の前足部、フォアフットで着地するというデータがあるそうです。
本能的にショックをやわらげたいと体がフォアフットを選ぶようです。
ミッドフット走法のポイント
そしてミッドフット走法。
ミッドフット走法は足の裏全体で着地をする走法です。
足の裏全体で着地することの利点は、ふくらはぎの筋肉など小さな筋肉ではなく、お尻の筋肉を使って走ることができる点。
足の裏全体で衝撃を吸収することができるのも特徴です。
また、ランニング中の上下動が少なくなることで、エネルギーロスも少なくなるのだそうです。
ミッドフット走法のポイントとしては
①土ふまずの前部分、小指側で着地
②足首を固定せず自然な着地を
③足裏全体で地面に着地し足のバネを使う
と紹介されている方がいましたが、これはかなり感覚的なものなので、しっかり専門家の方の指導の下、フォーム改造が必要なようです。
まとめ
足のかかとではなく、足の指の付け根部分の前足部又は足の中心での着地を推奨したフォアフット、ミッドフット走法。
ランナーのあいだでは、フォアフット・ミッドフットともだいぶ浸透してきたようですがまだランニング理論の中でも、賛否両論ある走法のようです。
ランニングやマラソンをされている方であれば、今より速く走りたい、もっと長い距離を楽に走りたい、怪我をしない走り方はないかと考えるでしょう。
そういった方には「陸王」でも紹介されるこのミッドフット走法を習得することで長く走れるカラダを手に入れることができそうです。
ドラマでも茂木選手(竹内涼真)の成長に素足感覚のシューズ「陸王」とこのミッドフット走法が大きなカギをにぎるようなので注目して観ていきたいと思います。
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